「介護」について考えると、どのような印象を受けますか？
たくさんの人が、介護施設や家庭の介護の場面、40歳からの介護保険料の天引きなどを思い浮かべるかもしれません。また、それには介護はまだまだ自分には関係ないと感じる人も多いのではないでしょうか？特に若者にその意見が見られるかもしれません。
「介護は高齢になってから」という考え方も一般的ですね。公的介護保険は平成12年に導入され、厚生労働省のサイトにはその背景や目的が記されています。高齢化が進む中で、介護が必要な高齢者の数や介護期間の伸びが指摘されています。この制度は高齢者の福祉を支えるために確立されたものですが、40歳から64歳の加入者（第2号被保険者）にも介護保険は適用されます。
公的介護保険は、40歳以上からは適応されます。
第1号と第2号の被保険者には、さまざまな支援レベルがあり、認定されると月々の介護サービスを一部負担で利用できます。この認定には年齢や病気の種類に応じて条件が設けられています。実際に認定されている人数を見ると、年齢や介護の理由による違いが明確になります。
そして、死亡者数との関連で見ると、40歳から64歳の死亡者数は、第2号の認定者よりも実は少ないのです。死亡のリスクは対応しているのに、より高い確率で起こる介護には関心を寄せておらず、多くの人が死亡リスクを考慮して保障を準備している中、介護による収入の減少への対策はまだ十分ではないかもしれません。
介護リスクは予想以上に高い確率です。40歳以上になったらしっかり考える必要性があります。
大病や怪我が家計に与える影響、さらに仕事の制約による収入減少など、様々なリスクが考えられます。こうしたリスクに対応するための保険商品が各保険会社から提供されています。介護は改めて考える時間を持たないとなかなか対応ができません。しっかり専門家に相談をしましょう。
