同じ医療保険でも保障が異なる?日額型と実損補償型の違い

医療保険は、個人の健康や医療に対するリスクをカバーする重要なサービスです。これは、生命保険や損害保険とは異なるカテゴリーに位置づけられ、第三の保険として知られています。主に、生命保険会社、損害保険会社それぞれで提供をされています。

生保と損保で、保障と補償で用語が異なりますが、ここでは読みやすさを優先して「保障」で統一をいたします。

生命保険会社の提供する医療保険は、日額型が主流です。これは、1日の入院や通院に対して定められた金額が給付される形式です。例えば、1日の入院に対して10,000円、通院に対して5,000円が給付されるといった具体的な金額が設定されています。これには保障が同じ保険料で一生涯続く終身型と10年ごとなど定期的に保険料を見直しをする定期型があります。終身型では、加入者の生涯を通じて保険料が同じで保障が続くメリットがあり、定期型では若いうちは保険料が安いなどのメリットがあります。

生命保険会社が提供する医療保険は、「1日当たりの保障」が主流。

一方、損害保険会社が提供する医療保険は実損補償型がポピュラーです。これは、実際に発生した医療費が全額補償される仕組みです。治療費以外にも、差額ベッド代などの追加費用もカバーされます。ただし、保障期間は定期型のみで、特定の期間が経過すると更新が必要です。年齢が上がると、保険料も増加する傾向があります。

損害保険会社が提供する医療保険は、「かかった費用分保障」が主流。

それぞれの医療保険タイプの選び方は、個人のニーズや優先順位に左右されます。日額型は、保障の安定性を優先し、老後も安心して生活したい方に適しています。対象的に、実損補償型は、高品質な医療サービスを受けたい、入院の際はプライベートな空間を確保したい方に向いています。自身の健康と医療に対する価値観を反映させて、適切な医療保険を選びましょう。

生保型と損保型、どちらがいいかはその方の生活スタイルや資産構成によっても異なります。自分に合った内容のものを選びましょう。

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