あなたの貯蓄、医療費で消える?

医療保険の真価:なぜ日本人は考慮すべきか?

日本には、堅実な公的医療保険制度が存在しており、病気や事故による入院や手術時の医療費負担は大きくありません。それにもかかわらず、なぜ私たちが民間の生命保険会社などが提供する医療保険を検討するべきなのでしょうか。

この記事では、私たちが私的医療保険をどう考えるべきか、を紹介します。

健康保険では全てをカバーはできない

日常の生活において、病気や怪我の危険は避けられません。高額な医療費が発生した際、高額療養費制度を活用することができるものの、自己負担は避けられません。さらに、健康保険がカバーしきれない費用も生じます。資産が十分にあれば、これらの費用を賄うことができるでしょう。しかしながら、資産が限られている、または子供の教育などのための資金を使用したくない場合、医療費は大きな重荷となります。

高額療養費があるから医療保険は不要・・・この考え方は広く耳にしますが医療費以外の費用についてもしっかり考える必要性があります

貯蓄で払える・・・払っていいの?

医療保険の加入を検討する際の重要な要因の1つは、「医療関連の費用を自身の貯蓄で賄えるか」ということです。特に若い世代や、資産を使いたくない方々にとって、医療保険は必須と言えるでしょう。

加入者のデータを見てみると、民間の保険に加入している家庭の9割近くが医療保険を持っており、多くの人々が未来の医療費用に備えていることが伺えます。具体的には、家庭の88.5%、世帯主の82.5%、配偶者の68.2%が医療保険に加入しています。

貯蓄は「教育費」や「老後資金」など目的を持って行なっている方が多いはず。「医療費用」ならまだしも、これらの貯蓄を本当に医療費の支払いに充ててしまって大丈夫なのでしょうか・・・

入院時にかかる費用

では、入院時にどれだけの費用が必要となるのでしょうか。調査によれば、入院時の平均費用は約20.8万円です。これには治療費や食費、付加的な経費も含まれています。

医療保険にはさまざまな保障内容がありますが、基本となるのは入院給付金や手術給付金です。これらの特約を追加することも可能です。病気や怪我の際に、給付金を受け取ることができます。

健康な状態での医療保険の加入は重要です。持病や過去の治療歴があると、条件付きでの加入や不承認となる可能性もあります。医療保険を検討する際は、早い段階で行動することが望ましいと言えるでしょう。

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