多くの家庭では、子どもの誕生後、貯蓄が難しくなることがあります。特に、これからの教育資金について心配される方も多いかと思います。育児、仕事、家事と日々忙しい中で、金銭管理は後回しになりがちで、漠然とした不安を感じていることでしょう。このような悩みを持つ家庭には、まず固定費の管理から始めることをお勧めします。
固定費とは、住宅費や光熱費、通信費、保険料、そしてお子さんの習いごとなど、毎月一定の出費があるものを指します。これらの費用を見直すことで、無駄な支出を削減することが可能です。ここでは、その方法をいくつかご紹介します。
無理なく実行することが大事です。
不安に思うことから始めてみましょう。例えば、未来の教育資金に不安を感じる場合、目標を立てることが大切です。たとえば、子どもの大学入学金に100万円を10年以内に貯めたいとします。この場合、年間10万円を貯蓄することが目標となります。現在の生活を圧迫することなく、無理なく目標に向かって見直しを進めましょう。
どこから手をつければいいかわからない時は、まず通信費、光熱費、保険料から始めてみましょう。これらは家族の協力を得て容易に見直すことができます。
通信費の見直し
家庭の平均的な通信費は月13,270円程度ですが、携帯電話・スマートフォンの料金を見直すことで、これを大幅に節約できる場合があります。例えば、不要なサービスを削除したり、家族割引やセット割引を利用したりする方法があります。更に節約を目指す場合は、格安SIMに切り替えることで月額費用を削減できます。
光熱費の見直し
電力とガスの全面自由化により、多くの家庭が料金プランを見直し、費用を削減できるようになりました。利用状況に合ったプランを選択することが重要です。
保険料の見直し
保険料も大きな固定費の一つです。保険の内容を見直すことで、必要な保障を維持しつつ保険料を減額することが可能です。特に、保障内容の重複や不要な特約がないかの確認、掛け捨て型の保険の検討などが有効です。
住宅購入時には、団体信用生命保険などの加入により、他の保険での必要保障額が減少することもあります。これを機に、保険料の見直しを行うと良いでしょう。
ただし、見直しを進める上で、過剰な見直しは避け、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることも重要です。
食費やお小遣いなどの変動費の見直しより固定費の見直しが重要です。定期的に見直しをすると思わぬ固定費が見つかるものです。しっかりチェックをするようにしましょう。