火災保険とは、自然災害の救済ツール?
災害時の家屋修復や車の修復に欠かせないものとして、損害保険が挙げられます。
日本損害協会の発表したデータ(2018年時点)では、西日本豪雨では家屋に555億円、車に213億円、その他合わせて合計で789億円の保険金が見込まれるとのことです。
過去にも、
1991年台風で5,680億円、
2004年台風で3,874億円、
2014年関東雪害で3,224億円が支払われた例があります。
火災保険の全体的な支払いデータを調査すると、水災をはじめとした自然災害による支払いが大部分を形成していることが明らかになります。2015年度の統計によると、火災・爆発による支払いは全体の1.7%、保険金では15%です。
しかし、自然災害による支払いは、件数で44%、保険金では57%に上ります。
損害保険の支払いの大部分が「自然災害」
自然災害は予測が難しいため、火災保険の選択時には、そのリスクへの対策をしっかりと考慮することが重要です。
しかし、統計を見ると多くの人々が自然災害への備えを十分に行っていないようです。
「火災補償」の加入率は82%であるのに対し、「水災補償」の加入率は66%に留まっています。水災も火災同様、甚大な被害をもたらす可能性があるため、皆さんの火災保険の内容を再確認することを強く推奨いたします。
ご自身の保険がどのぐらい自然災害に対応しているか専門家に相談してみましょう