利用者に高齢期の生活設計を考えるきっかけを提供するため、厚生労働省は11月30日を「年金の日」と定めています。この日は、「いい(11)みらい(30)」の言葉遊びを通じて選ばれました。厚生労働省は、ねんきんネットというウェブベースのサービスを通じて、個々の年金記録のチェックや将来の年金額の概算を行うことを奨励しています。このサービスは、パソコンやスマートフォンを使って簡単にアクセスできます。
通常、年金情報は「ねんきん定期便」として年に1度送られてきますが、50歳未満の場合は将来の年金額が記載されていないことがあります。そのため、ねんきんネットへの登録を推奨しており、ここでは毎月更新される最新の年金情報を確認することができます。
登録方法は簡単で、日本年金機構の公式ウェブサイトからねんきんネットのログインページへ進むだけです。利用対象者は、基礎年金番号を持っている方々です(1986年4月以前に老齢年金の受給権を得た方は除く)。登録には基礎年金番号、メールアドレス、そしてアクセスキーが必要となります。アクセスキーは「ねんきん定期便」に記載されており、到着から3ヶ月以内に使えるものですが、期限切れの場合は新たにユーザーIDを申し込む必要があります。このIDは約5営業日で自宅に郵送されます。
また、マイナンバーカードを持っている人は、マイナポータルを通じてアクセスキーを使わずにログインすることが可能です。
ねんきんネットでは、年金記録の確認や将来の年金額の試算などのさまざまな機能が利用できます。年金額の試算方法は2種類あります。一つは「かんたん試算」で、現在の加入条件が60歳まで続くと仮定して自動的に計算されます。もう一つは、将来の職業や受給開始年齢などの条件を自分で設定して行う「詳細な条件での試算」です。
公式リンクは以下の通りです