混同しがちな保険期間と保険料払込期間

保険期間と保険料払込期間にはどのような違いがあるのでしょうか?

保険期間とは

保険期間とは、保険の保障が有効である期間のことを指します。この期間内に不測の事態が発生した場合、保険金が支払われます。

保険料払込期間とは

保険料払込期間は、生命保険の契約者が保険料を支払う期間のことを指します。

例えば、終身保険の保険料払込期間には、被保険者が亡くなるまで保険料を支払う「終身払い」と、一定期間で支払いを終え、その後も保障が続く「短期払い」の2種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、経済状況や生活状況に応じて選択することができます。

あなたが相手から保障を受ける期間と、その保障にお金を払う期間という差があります。

終身払いのメリットとデメリット

メリット

  • 同じ保障内容であれば、毎月の保険料が短期払いよりも安価。

デメリット

  • 被保険者が亡くなるまで保険料の支払いが続くため、老後の生活の負担となる可能性がある。
  • 長生きすると、総支払額が短期払いよりも高くなる可能性がある。

短期払いのメリットとデメリット

メリット

  • 定年前に保険料の支払いが終わり、老後の出費が抑えられる。
  • 長生きすると、総支払額が終身払いよりも少なくなる。

デメリット

  • 毎月の保険料が終身払いよりも高くなる。

定期保険の保険期間のメリット

保険期間を短く設定することで、毎月の支払保険料を抑えることができます。このメリットを生かす方法を2つご紹介します。

  1. 必要な期間のみ保障を設定する場合: 例えば、お子様が生まれた後、教育費や養育費を賄うために1,200万円の追加保障を用意する場合、終身保険ではなく定期保険で必要な期間のみ保障を得ることができます。
  2. 経済的理由で長期間の保障が難しい場合: 例えば、フリーターとして働く独身男性が結婚し、妻の出産に備える場合、5年や10年の短期間の定期保険を選択することで、当面の保障を準備する方法があります。

経済状況や生活状況に合わせた保険プランの選択

保険期間や保険料払込期間を考慮することで、自分に合った生命保険プランを調整することができます。特別な理由がないのに必要な保障額の生命保険を用意できない場合は、家計の見直しを行い、専門家に相談することをお勧めします。万一の備えがなかったと後悔しないように、早めの対応を心掛けましょう。

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