みんなはどのぐらい保険料を払ってる?

生命保険の月々の支払い金額について、世代、家族構成、年収などの要因に焦点を当てて説明します。友人や知人との保険料に関する会話は滅多にありませんが、この記事では生命保険の支払いについて詳しく掘り下げてみましょう。

生命保険料の平均はどれくらいでしょうか?2021年の全国実態調査によれば、1世帯あたりの平均年間支払保険料は37.1万円で、月平均では約30,916円です。前回の調査(2018年)からは約1万円の減少です。この記事では、年代別、家族構成別、年収別に平均保険料を詳しく見ていきましょう。

1世帯あたり平均月々3万円を生命保険に使っています。

世代別の生命保険料

​生命保険料はどの世代がいくら支払っているのでしょうか?2021年の実態調査データによれば、10代から50代の5つの世代を対象に調査しました。10~20歳代の若い世代は、年間平均支払保険料が21.5万円で、月平均では17,916円です。これは他の世代に比べて少ない部類に入ります。それでも、健康な独身者が多く、保険の必要性を感じにくいためか、意外にも18,000円以上を支払っていることがわかります。

30代では、年齢が35歳を超えると保険料が急増します。30歳~34歳の年間平均支払保険料は26.2万円(月平均21,833円)、35歳~39歳では38.2万円(月平均31,833円)です。これは家庭が増え、保障の必要性が高まるためと考えられます。40代では、30代後半に比べて保険料が下がり、40歳~44歳が33.1万円(月平均27,583円)、45歳~49歳が34.7万円(月平均28,916円)です。50代では保険料が最も高く、50歳~54歳が43.2万円(月平均36,000円)、55歳~59歳が43.6万円(月平均36,333円)です。老後の資金準備が必要な時期であるため、50代が最も保険料を支払っています。

最も支払いが多い世代は、50代です。

​家族構成による生命保険料

家族の構成によって保険料はどう変わるのでしょうか?未婚の場合、年間平均支払保険料は17.4万円で、月平均では14,500円です。未婚者は通常、扶養家族がいないため、全体の平均よりも低い保険料です。既婚で子供がいない夫婦は、年齢に応じて保険料が低くなります。子供のいない夫婦では、年間平均保険料が40歳未満で24.3万円(月平均20,250円)、40歳以上で37.3万円(月平均31,083円)となります。しかし、子供がいる家庭では、必要な保障が多くなります。子供が高校生以上の場合、年間平均保険料は最も高くなります。

高校生以上の子供のいる家庭が保険料が多くなる傾向があります。

​年収による生命保険料

年収によって保険料はどう変わるのでしょうか?世帯年収が高いほど、年間平均保険料も高くなります。年収が1,000万円以上の場合、年間平均支払保険料は61.0万円です。これは他の年収層と比べて24万円以上高いです。高収入の家庭は、それに応じた保障を必要とするため、高い保険料が発生する傾向があります。

生命保険料は、保険の種類によっても異なります。保険料を抑えるためには、保険の見直しを検討することが大切です。保険内容や保険期間、掛け捨て型保険などの選択肢があります。しっかりとしたプランを考えて、保険料を最適化しましょう。

他の人の保険料はあくまで参考程度に。あなたのニーズや生活スタイルに必要な保障を得ることが大事です。

error: Content is protected !!